
コエンザイムQ10とは、身体に必要なエネルギーを生み出す『ミトコンドリア』内に
必ず存在している成分です。
補酵素に分類され、別名『ユビキノン』と言われることもあります。
最初に発見されたのは、1957年の事です。
アメリカの博士が、牛の心臓の細胞から発見し、『コエンザイムQ10』
と命名したのが最初です。
素晴らしい可能性を持っていたため、
1975年には日本でも心臓疾患や脳疾患などの薬剤として使用されはじめました。
その後もまだ見ぬ効果の研究がすすめられ、
現在ではサプリメントとしても広く親しまれています。
コエンザイムQ10は、もともと私たちの身体で作られている成分です。
前述したように、私たちの生命維持活動に必要不可欠なエネルギーを生み出す
ミトコンドリア内に存在しています。
ミトコンドリアでは、体内に取り入れた糖質・タンパク質・脂質などの栄養素を
エネルギーに代謝するために、『アデノシン3リン酸(ATP)』が働いています。
CoQ10は、このアデノシン3リン酸の生成を助ける働きがあるのです。
そのため、コエンザイムが欠乏すると、エネルギーが生産されなくなり、
心臓や肝臓・腎臓の機能が弱くなり、死に至る原因となることもあります。
CoQ10が不足する原因は、『加齢』です。
もちろん年齢だけが原因ではなく、食生活などの生活習慣も関係しています。
コエンザイムは、各臓器に含まれている大変重要な成分ですが、
その生成量は30代以降どんどん低下していきます。
生成量が低下し不足してくると、エネルギー代謝が悪くなります。
『慢性疲労』『メタボリックシンドローム』『生活習慣病』『ガン』『冷え症』『心臓病』
などのあらゆる病気の原因となります。
脂溶性のコエンザイムも最近では、
シクロデキストリンで包んだ『包接体コエンザイムQ10』によって
簡単に補うことが出来るようになりました。
サプリメントを活用して、効率的な病気予防をしていきましょう。
コエンザイムQ10の摂取量はこちらを参考にしてください。
CoQ10の効果のなかでも人気なのが、『エネルギー燃焼作用』『抗酸化作用』です。
エネルギー燃焼作用は、食事などで身体に取り入れた
糖質・脂質・たんぱく質などをエネルギーとして代謝してくれます。
つまり、余分な栄養分が残りにくく、脂肪として蓄積されることが減ります。
また、エネルギーを燃焼させる助けとなりますので、
冷え症の改善や基礎代謝の向上にも大変効果的です。
十分なエネルギー代謝をサポートすることで、
心臓や肝臓などの機能も高めることが出来るのです。
さらに、成分自体が抗酸化物質ですので、
アンチエイジングや免疫力向上に高い効果を持っています。
こちらにコエンザイムQ10のダイエット効果や生活習慣病予防の仕組みが載っていますので参考にしてください。